ぱんだとくま

気ままに更新。日常+ゲーム+コスメ

0929:何が正解か

時々、何もかもが、どうでも良くなってしまう時がある。

 

僕には何もできない。

なりたいものにすらなれない。

 

2つしかない人間のカテゴリの中で、僕はなぜ「女」として生まれてきたのか。

 

「女」でよかったことなんて今まで生きてきて1つもない。

この貧相で小さい体格も、

無駄な胸の膨らみも、

自分の喉から出る高い声も、

非力さも、

毎月やってくる憂鬱な生理も、

 

何もかもが嫌だ。

 

ランドセルが赤なのも、

制服がスカートなのも、

一時期は女子トイレのマークが赤くてスカートを履いている事にさえ嫌悪感を覚えた。

 

じゃあ男として生まれれば満足した?

 

いや、そうじゃないのかも。

僕は確かに、「男」に憧れている。

体格が良くて、太い腕、低い声、クッキリとした濃い線で書いたような肉体。

 

あれが欲しい。

別にそれさえ手に入れられるなら、男じゃなくてもいいのかな。

 

わからない。

 

僕は何なんだろう。

僕は一体、何になりたい?

 

幼少期から少しずつ少しずつ貯めてきたモヤモヤが、今爆発しそうになる。

 

ピンクが嫌いだった。

明るい色も好きじゃない。

スカートなんてもってのほか。

ショートパンツも履きたくない。

フリルがついた服も持ってない。

 

ブルーが好きだ。

暗い色の方がいい。

ゆったりしたジーンズに、

ジャケットスタイルが好き。

 

下着だって、彼氏の手前言えないでいるが、ブラジャーなんてつけたくない。

スケスケのレースがあしらわれたセクシーな下着なんて嫌。

ボクサーパンツがいい。

 

 

僕らしくいることがそんなに悪いこと?

せめて服装だけでも憧れに近づきたいのがそんなにいけませんか?

 

足も小さいから自分の理想の靴に出会うのも苦労する。

「いいな」と思う靴は大体大きすぎて履けない。

 

もういい。

わからないやつはもういい。

 

一生僕のことなんて理解するな。

僕に「女」を語るな。

 

僕はただ、僕なりの「美しさ」「かっこよさ」を極めたいだけだ。

 

邪魔しないでくれ、頼むから。

僕は、僕でありたいだけだ。